ランナー膝の原因と予防について

御所南院、伏見院ともに、スポーツを頑張る子ども達も来院しています。

その中の症状で多いのが、ランナー膝(腸脛靭帯炎)と足の第2・3中足骨の疲労骨折です。

 

今回はランナー膝の原因、予防について書いていきますね。

 

腸脛靭帯とは、骨盤周囲の筋肉が腱となり、膝の外側を通り、脛骨に付いている長い靭帯です。この靭帯が人間の直立歩行を支えています。人間以外の哺乳類には存在しない靭帯です。

 

走る動作では、膝の曲げ伸ばしを繰り返すため、靭帯が前後に動きますが、この際に、骨との摩擦が起こり膝の外側部や、股関節に炎症が起こります。靭帯の浅層の停止部は絵のように膝のお皿にも直接ついています。

 

 

膝を曲げた時に内側に入りやすい、いわゆる「ニーイン」のフォームになりやすい子どもだと、靭帯がさらにひっぱられることになるので、炎症を起こしやすいです。

 

子ども達がランナー膝になるのは、まだまだ体幹の安定性が乏しく、軸がぶれやすい状態で長時間走ることによる、オーバーユース(使いすぎ)によることがほとんどです。

 

だからといって、メンバーに選ばれるために必死に頑張っているのに、

 

「使いすぎだから練習休みましょう」

と言うのはナンセンスだと思うのです。

 

 

腸脛靭帯は、おしりの筋肉である大殿筋、中殿筋、小殿筋

 

さらに太ももの前を走行する縫工筋、外側広筋、

 

骨盤安定に働く腸骨筋、そして足底筋と、さまざまな筋肉と筋連結をしています。

 

腸脛靭帯炎により膝の外側が痛いと訴える子どもは、おしり周辺の筋肉も筋緊張を起こしていることが多いので、こちらをしっかりほぐしたり、ストレッチする事が大切になってきます。

 

子どもって、走ることには一生懸命なのですが、練習前と後のケアまでなかなか自分ではできません。本来ならば部活内で行ってほしいところですが、そこまでできていないのが現状のようです。ケガをしないためにも、パフォーマンス向上のためにも、ぜひ家庭で大切さを伝えてほしいなと思います。

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